藻類の持続可能な活用

藻類は非常に高い面積当たりの生産性を有し、構成成分が豊富な上、不毛土壌で栽培することができます。将来の農作物として世界レベルで利用が考えられます。一方、藻類から最大限の価値を得るためには、藻類のバイオリファイナリーによる実用的なアプローチが必要です。

TNOは藻類生産者とエンドユーザーのコンソーシアムを設立し、成分の機能性を残したまま付加価値のある藻類成分を分離するアプローチを開発しています。産業界のパートナーと大規模な共同活動を続ける中、TNOは重要な成分分離技術を開発し、このノウハウをもとに規模拡大、工業用のパイロットの実現を目指しています。

有用な藻類成分

種や成長方法によって、藻類はタンパク質、脂質、炭水化物および微量のステロール、フィコビリタンパク質、アスタキサンチン、ω-3やω-6脂肪酸を含有しています。これらの成分の適用は食品、ペットフード、飼料、化学製品、医薬品などに適用することができます。

バイオベース経済

TNOは産業界のパートナーと共にバイオベース経済への変遷を図るべく、持続可能なイノベーションの応用に取り組んでいます。原材料のサプライチェーンを一貫して技術革新が実現できるよう、TNOの専門性が活用されています。

今後の取り組み

実験室内での藻類の成分分離を、パイロット規模で開発することが次の目的です。現場用の藻類精製プラントを栽培現場で設置していく一方、藻類の抽出成分の利用に関心のあるパートナーを探し続けています。