健康強調表示の立証 ― 動物モデルの活用

食品成分の健康強調表示の公文書化に必要な科学的根拠の立証には、動物研究は不可欠です。臨床試験を実行する前に、動物モデルは作用機構の詳細な研究を可能にします。限られた時間枠内で疾患の誘発に関わる食生活の影響を研究することも可能です。また、ヒトの介入研究よりも一般にばらつきが少ないことも動物モデルの重要な利点です。

動物モデルを用いることで、乳幼児、メタボリック症候群や循環器疾患リスクなどを持つ特定の集団に焦点をあわせて研究することができます。特に心臓血管の健康においては、TNOは世界で最先端レベルのマウスモデル実験を提供しています。

最先端の技術

TNOの専門知識は、動物モデルにおける数十年の経験に基づいて構築されており、栄養の健康に関わる人間の生理学の深い知識に根強く結びついています。我々の最先端の技術やノウハウをもとに、クライアントそれぞれの目標に応じた方針を設計することが可能です。TNOは完全な機密契約に基づいて、健康強調表示の立証のサポートをします。

トランスジェニックマウス

APOE*3-Leidenトランスジェニックマウスは人間に似た脂質やリポタンパク質の代謝をし、薬物や食事による介入も人間における作用に類似しています。欧米型の高コレステロール食をえさとして摂取すると、マウスは過体重の末、全身性炎症、肝脂肪やアテローム性動脈硬化症を含む疾患の進行段階が確認できます。

 

食生活の2型糖尿病と糖尿病合併症への影響を研究する際、TNOではLDLR-/-マウスモデルを使っています。また別のモデルを利用して炎症性腸疾患の研究を続けています。現在TNOでは、接触過敏症、湿疹(アトピー性皮膚炎)、乾癬や変形性関節症(関節軟骨の炎症)などの疾患を研究するそれぞれのモデルを利用し研究を進めています。

動物の倫理

TNOでは全ての動物実験は動物倫理委員会による規制と承認を受け、動物が不要な負担を受けないよう保証しています。TNOの動物施設はFELASA(欧州実験動物学協会連合)の規格に適合するよう設定されています。

負荷試験

健康上の利点を実証する目的で、穏やかなストレスも適用、観察することができます。負荷試験を用いて、マウスのストレスへの反応や回復能力を測定できるのです。健康状態の指標として回復能力に注目するこのアプローチは、TNOのヒトへの栄養健康研究に採用されています。